zozoxのブログ

社会の問題に一石を投じます

第二種電気工事士に合格しました

どうも、zozoxです。

この度、平成29年度上期の第二種電気工事士試験に合格しました。

未経験で4ヶ月の受験勉強期間でしたが無事に突破することができましたので、

本資格の勉強方法について記述していこうと思います。

申し込み方法

一般財団法人 電気技術者試験センターのサイトにて試験の申込みをしました。

上期試験と下期試験があり、年に一度受験することができます。

【上期】
申込み期間:3月~4月
筆記試験実施:6月上旬
技能試験実施:7月下旬
【下期】
申込み期間:6月
筆記試験実施:9月下旬
技能試験実施:12月上旬

学習計画

まずはしっかりとした学習計画を立てることが大切です。
私は以下のように計画を立てました。

4月:知識のインプット(参考書の通読)
5月:筆記試験の過去問(10年分)
☆筆記試験
6月:技能試験の候補問題(1周目)
7月:技能試験の候補問題(2周目)
★技能試験

筆記試験のテキスト

 

 4月はこの参考書をひたすら通読しました。
イラスト形式でイメージが記憶に定着しやすく
堅苦しい文章の羅列がなくて読み進めやすいです。
ページ数の割にはすぐに読みきれるので、苦手な分野は繰り返し読みましょう。
付属のDVDを使って映像で工具の使い方が学べるのも嬉しいです。
参考書を読み終えたら過去問演習に入ります。

 

第二種電気工事士筆記試験模範解答集 平成29年版
 

 筆記試験対策の過去問はこの一冊がおすすめです。
テキストが大きくて見やすく解説が詳細でわかりやすいので、
合格基準まで楽に知識の底上げが計れます。
2週3週と繰り返し演習に臨み試験問題に慣れましょう。
本番では落ち着いて問題を解くことができ、
不思議と何問かは選択肢を見ただけで答えがわかるようになります。

 

電気工事士試験は過去問をこなす事が合格への1番の近道です。

・必ず時間を計測して行う。
・間違いが多い分野はメモしておく。

わからない言葉は参考書かネットで検索して理解しましょう。
苦手な問題は何度も繰り返し解きましょう。
筆記試験前に自身の能力を把握しておくことが大切です。

工具と部材を揃える

筆記試験に合格したら、技能試験で使用する工具と練習で使用する部材を揃えます。

最初は工具と部材選びに悩むと思いますので、下記の商品をおすすめします。

 

ホーザンの工具セットは技能試験でも現場仕事でも活躍するお買い得で有能な工具セットです。初心者で工具を買い揃えるなら、迷わずこの一品をおすすめします。

 

 

技能試験対策で欠かすことのできないのが、候補問題の部材です。
1回分だと練習量が足りないので、2回分の購入をおすすめします。


※補足部材(おすすめ)
プレートはずし器・・・電線を器具から外す時に役立ち作業の時間短縮になります。
合格配線チェッカー・・・完成作品の配線ミスを確認する際に役立ちます。
特にプレートはずし器は、価格が1,000円未満と割安なので部材と一緒の購入をオススメします。

息抜きに動画でお勉強


正しい工具の使い方 圧着工具

動画で工具の基本的な使い方をマスターしましょう。


第2種電気工事士試験、配線図(複線図)の描き方、動画解説その1

単線図を見ただけで複線図がすぐにイメージできるよう、何度も練習しましょう。

技能試験は時間との戦いなので、複線図で時間短縮をします。


2017年度 第二種電気工事士技能試験 候補問題No.2 ノーカット版

候補問題No.1からNo.13まで全て揃っている受験生にありがたい動画です。
作業を真似して候補問題に臨むことで、効率よく技術を習得することができます。

技能試験候補問題の演習

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技能試験は、与えられた課題を制限時間(40分)内に決められたルールにしたがって作れば合格です。
候補問題はNo.1からNo.13まであり、技能試験の本番までに全13問の候補問題を作れるようにならなければなりません。
とにかく技能試験は時間との戦いです。
毎回時間を測りながら練習しましょう。

格安でプロに指導が受けれます!!

技能試験が近づくと各地で試験対策の講座が開催されます。
講座を受けることで技術が飛躍的に向上しコツを掴み、
独学では気づけなかった欠陥を指摘してもらうことができます。
しかし民間だと受講料金は、2日で3万円からと高額に...

そこで職業訓練校の講座をオススメします!!

私は川口高等技術専門校の講座を受講しました。
価格は何と3日間で6,700円!!
講座の内容としては、工具の使い方・注意すべき欠陥・複線図の書き方を学び、
候補問題を一通り製作してチェックを受けました。

訓練校なので講師の数が多く、受講生はしっかりと作品を指摘してもらったり、
質問に答えてもらうことができます。作業が苦手な人には時間をかけて丁寧に教えていました。
訓練校の対策講座は多くの都道府県で実施されています。
申込み期間や実施期間は訓練校によって異なり、申込み期間は短い場合が多いです。
申込み期間が過ぎてしまった場合は、キャンセル待ちという形で電話してみましょう。
※筆記試験で不合格になった人がキャンセルします。私はキャンセル待ちで受講しました。

技能試験講座は、工具の使い方などの基本から始めますが、基礎的な練習にはあまり時間を取れません。特に不器用な方は、自分である程度練習してから講座を利用するのが効率が良いです。

受験を終えて

第二種電気工事士試験は簡単と言われますが、しっかり対策しないと難しい試験です。
工業高校・専門学校の学生や現場の職人さんといった経験ある人が多く受験しており、
未経験者の実際の合格率は大分低くなります。
苦手な分野を徹底的に解消しましょう。
(複線図・単位作業etc.)

技能試験当日は試験会場に着くと受験番号順に机が用意されています。
その上に試験問題、部材、筆記用具、圧着ペンチ、ケーブルストリッパー、ウォーターポンププライヤー等を効率よく配置しなければならないので、日頃からスペースを意識して作業しましょう。

また会場は独特の雰囲気があるため、通常よりスムーズに作業ができません。
そんな中で40分以内に欠陥無しで課題を作成するのはまさに時間との戦いと言えます。
※技能試験では完成できず途中でタイムアップになってしまう人が沢山います。

技能試験当日のアドバイスとしては・・・

・前日は見直しだけをして、早く寝る
・当日は余裕をもって会場に到着する
・部材確認の時間を有効に使う(段取り・複線図etc.)
・単位作業と見直しは落ち着いて
・最後まであきらめない

これで合格が見えてくるはずです!
試験当日の雰囲気に飲まれずに自分のペースで頑張りましょう!!