知ってるようで知らない特別会計part.4【年金特別会計】
どうも、zozoxです。
続いては年金特別会計について見ていきましょう。
年金特別会計とは
年金特別会計とは、労働者の年金保険事業や健康保険事業、子ども・子育て支援の運営に関する経理を他の会計と区分するために設置された特別会計です。年金制度や健康保険制度を安定させることを目的としています。
出典：
https://www.mof.go.jp/budget/topics/special_account/fy2015/tokkai2712_13.pdf
歳入・歳出の内訳
出典：
https://www.mof.go.jp/budget/topics/special_account/fy2015/tokkai2712_13.pdf
歳入としては、基礎年金給付（老齢基礎年金、障害基礎年金及び遺族基礎年金）のための拠出金が2２兆円、国民年金保険料の収入と一般会計からの繰入が3兆円、厚生年金保険料の収入と一般会計からの繰入が36兆円、健康保険料の収入と一般会計からの繰入が8兆円、児童手当の給付などに必要な経費のための一般会計の繰入が1兆円となります。
歳出としては、基礎年金給付費が21兆円、国民年金から基礎年金への繰入が3兆円、厚生年金給付費が24兆円、厚生年金から基礎年金への繰入が17兆円、全国健康保険協会への交付金が9兆円、児童手当等の交付に係る国庫負担金が1兆円あり、総額で84兆円を支出します。
資産と負債の内訳
出典：
https://www.mof.go.jp/budget/topics/special_account/fy2015/tokkai2712_13.pdf
上記の図は、平成25年度の年金特別会計の資産・負債です。
資産としては、運用寄託金が104兆円あり、年金積立金管理運用独立行政法人へお金を預けて国内外の債券、株式等に分散して運用しています。
負債としては、公的年金預り金のが112 兆 円あります。これは、将来の年金給付財源の積立金に見合う金額となります 。
