zozoxのブログ

社会の問題に一石を投じます

我慢の限界だよ労働問題part.2【派遣労働】

どうも、zozoxです。

非正規雇用の促進も労働環境を悪化させています。

これは労働の質が低下し企業が弱体化するとともに、

正社員の負担を上昇させます。

労働の非正規化が社会にどのような悪影響を与えたているか考えていきましょう。

労働者派遣法の弊害

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労働者派遣法は大企業には都合がよく、労働者にとっては不利益な法律です。

企業は人件費を削減することができ、効率的な経営を行うことが用意となります。

不要な人材は契約を打ち切るだけでいいからです。また派遣会社から業務ができる人を調達すればいいので、新卒採用に消極的になります。

しかし労働者は、本来得られるはずの収益の一部を派遣会社に支払うとともに、

契約が打ち切りになるリスクを常に抱えています。また、労働内容は簡素化・単純化され正社員のように昇進やスキルアップを望めません。

これでは国民の生活水準が上昇するわけもなく、ワーキングプアという貧困問題が労働者に襲いかかります。

正社員にとっても大問題

簡単な仕事、単純な仕事は非正規雇用に任せて、会社の顔となる仕事、責任の重い仕事、長期的な仕事は正社員が行います。営業回りや現場管理、出張や転勤などの仕事が少なくなった正社員に集中します。自然と労働の密度が高くなり、正社員の負担が高くなります。このことが長時間労働につながり、過労の原因となります。

零細企業にとっても大問題

零細企業は慢性的に人不足に悩んでいます。そして零細企業で働く人は長時間労働に耐えています。大企業と違い零細企業は業務が細分化されておらず、外回りから書類作成、入金確認までの仕事を担当者が行わなければならないからです。

零細企業は新卒社員を育てる資金力がないために即戦力(経験者)を欲しがりますが、大企業が人を育てるのに消極的になったため応募者が集まりません。社会全体で労働者の質は低下しており、多くの産業で人材が不足する悪循環に陥っているのが日本社会の実情です。

派遣労働は当事者だけの問題だけでなく、正社員や企業、社会の存続をも含めた包括的な問題だと私は認識しています。